立春が過ぎましたね。

大寒から立春の間が一番寒い時期と言われていますので、そろそろあったかくなる、というか春の兆しを感じられるようになるのではないでしょうか?
(しゅっぽちゃんなんかありますか?)
今日は、星座の神話をお話しましょう。
有名なシリウスを持つおおいぬ座は、ライラプスという名前の犬なんです。
ポキス王ディオンの息子ケパロスはとても美しい青年でした。そして、彼の妻プロクリスも素晴らしく美しい女性で、ふたりはとても愛し合っていました。
ところが、ケパロスの美しさに無理やり彼を恋人にするためにさらってしまったのが曙の女神エオス。でもケパロスがいつまでたっても妻の話ししかしないので、つまらなくなったエオスは彼を帰すことしました。
でも、そこで意地悪なことを思いついたのです。「ケパロス、あなたの妻もあなたと同じくらい美しいのだから絶対に浮気をしているわよ!」と言ったのです。
自分の美しさを知っているケパロスは不安になります。
そこで、別の男に変身させてもらって帰ります。プロクリスは知らない男に言い寄られます。言葉巧みに金銀財宝もたっぷり持ってくる男。初めは断っていましたがしつこさに根負けしてしまいます。すると、その男がケパロスに戻ったのです!プロクリスは恥ずかしさと怒りで逃げ出し、クレタ島まで行き、そこでミノス王の愛人になります。でも后の嫉妬を恐れて、王とは別れることに。そのとき、もらったのが狙った獲物は絶対に逃さない猟犬ライラプスと槍をもらいました。コレを土産にケパロスの元に返り仲直りをします。
そのころ、国中を荒らしている狐がおりました。誰も捕まえることができないので困っていました。
そこで、このライラプスの出番です。ケパロスは狐狩りに向います。狐をみつけますが、実はこの狐も誰にも捕まらない運命にあったので、なんとも捕まりそうで捕まらない。
ライラプスが狐に近づいたとき、ケパロスは槍を投げてしまおうと考えます。そして、そのときが・・・!
しかし、こんな素晴らしい犬を万が一傷つけてはもったいないとゼウスがケパロスを天に上げて星座にしました。それがおおいぬ座です。
なんか、まどろっこしい話のようですが、こんなお話なんですよ。
前半部分要らないような気もしますが、そういう話があったほうが記憶に残りますから、なぜか・・・(笑)
2月21日(土)は、たからの庭で「月と暦と日本酒の会」です。今年の旧暦お正月は2月19日なので、この日のテーマはお正月。本来の「新春」を楽しみます!