【2014年8月22日(金曜日) 「秋の気配???」】
2014年 08月 24日
残暑残暑ですね。でもツクツクホウシも鳴き始めたし、夜になるともう虫の音が聞こえてきました。
そろそろビーサンの季節ではないよという合図のようです。
秋の空気になってくると少し湿気がなくなります。
すると夜空もすっきりとしてきます。
下のほうがもやっていた夏とは違って、下のほうも少しクリアにみえてくると探してみたい星座があります。
それは、「みなみのかんむり座」。
以前、かんむり座のお話をしたのを覚えていますか???
長いお話でなかなか冠が出てこなくて、最後の最後でようやく出てきた。あれです。
テセウスに捨てられて悲しむアリアドネにデュオニソスが贈った冠。
実は、アリアドネに一目ぼれしたデュオニソスがテセウスを一人で去らせたという説もあります。
では、みなみのかんむり座は???
コチラは、いて座のケイローンのかんむりといわれています。
彼は、とても優秀で多くの英雄を育てましたが、たまたま放たれたヘルクレスの毒矢に刺さって、永遠の命をプロメテウスに譲って死を選びました。
そのケイローンのかんむりということなのですが、できれば頭に乗せてあげたかったですね・・・。
探し方は、南斗六星のひしゃくの形を探して、水をすくう部分から目線を下に下げていくと・・・
小さな星たちが弧を描いています。
小さくてくらい星たちなので、夜空の暗い新月あたり、そして街の灯りのない場所でさがしてみてください。
残り少ない夏休みにみられるものとしては、今週末から土星と火星が近づいて見えるという天文現象があります。この夏に望遠鏡をゲットした方は、そろそろ土星の見ごろも終わりを迎えますので、晴れていたら堪能してください。新月は25日ですから、みなみのかんむり座も探しやすいですよ。
そして、また「緊急特別企画!星空を見上げる会」を26日(火)の20時から、逗子の渚小屋テラスにて開催いたします!