「ホタルの季節、いよいよ到来」6/6放送「ちょっとリュクスな湘南散歩」
2014年 06月 07日

ラーキーこと、旅行作家の荒木左地男です。
梅雨に入りましたね。
ジトジトとした天気はいやなものですが、梅雨時にも楽しみはあります。
そのひとつが「ホタル」。
逗子葉山にはホタルを見ることができるところがたくさんあります。自然が残されている証拠ですね。
というわけで、今日の「ちょっとリュクスな・・・」は「ホタル」をテーマにしたいと思います。

葉山のホタルスポットで有名なのは、二子山山系の麓、上山口界隈。
ここには何本か山に入っていく谷戸にホタルスポットがあります。
数日前に、何カ所かホタルの出没地を見てあるきました。

よく観察会が行われているのは、上山口小学校を山方向にずっと入っていったところ。
民有地なので、ここは場所をよく知っているひとにつれていってもらうか、観察ツアーに参加するのがいいです。
奥の方まで入っていきましたが、すこし風のある日で、ホタルを見ることはできませんでした。
初心者でも行きやすいのは、上山口児童館そばの棚田の上。ここはヘイケボタルをよく見かけます。ただ、出没はもう少しあとのよう。

そして木古庭の不動橋交差点を横須賀インターの方に入る道、本圓寺の先あたり。
道に沿って流れる下山川の葦(ヨシ)の間を飛び交っていました。車がすぐ脇を通るこんなところでホタルを見れるなんて。

そのほか、逗子では東逗子、光照寺裏の川。
神武寺、このスタジオからも近い池子橋。久木の久木大池周辺でもホタルを見ることができます。
この界隈で見ることのできるホタルは二種類。時期も少し違います。
ゲンジボタルは5/下から、ピークは6/中で7/初まで。
ヘイケボタルは6/中からピークは7/初で7/下まで。
ホタルが出現するのは、餌となるカワニナ(巻き貝)やモノアラガイが繁殖する水辺。
気温が高く、しめった空気に包まれた、風のない夜に飛ぶことが多いです。雨が降るとホタルは飛びません。時間は夜7時半くらいから9時近くまで。
上山口ではホタルの会の皆さんがシーズン前から、化学肥料を使わない自然を守る活動をなさっており、そのおかげでホタルが生息しやすい環境が作られています。
民有地でもありますから、田圃や畑にダメージを与えないように、迷惑にならないように観察することが必要です。
滑りにくい履き物、蚊が出るので長袖シャツ、懐中電灯に赤いセロファンを巻いて。
物音を立てないように静かに観察してください。
ホタル鑑賞は日本だけではありません。台湾でも季節になるとホタルツアーが出るほど。
有名な観光地阿里山では4~5月が見頃です。
最近人気なのはマレーシアのホタル。
クアラルンプール郊外の「クアラ・スランゴール」やコタキナバル郊外の「ガラマ川」が有名。私もガラマ川に行きましたが、ジャングルを流れる川の畔、大きな木に何百匹のホタルがとまって一斉に点滅する様子はクリスマスイルミネーションのようでした。
このほかアメリカにもテネシー州のグレイトスモーキー・マウンテンやサウス賀露ライ何のコンガリー国立公園などが有名。
環境悪化で、ホタルが見れる場所も少しずつ少なくなってきました。
住まいの近くで、こんなにもホタルが場所が多い逗子葉山に住む私たちは、幸せといえますね。
by sbfmtgif
| 2014-06-07 09:22
| ちょっとリュクスな湘南散歩