「葉山・鎌倉でも増えているAir bnb(エア・ビーアンドビー) ってなに?」5/30放送
2014年 06月 01日
ラーキーこと、旅行作家の荒木幸男です。
今週のテーマは
「葉山・鎌倉でも増えているAir bnb(エア・ビーアンドビー) ってなに?」

これまでこのコーナーでLCCやゲストハウスなど、新しい旅のスタイルをご紹介しましたが、今回はAir bnb。
この言葉を聞いたことがある人は、少ないのでは?
旅行者に部屋を提供したいひとと、部屋に泊めてもらいたいひととのマッチングをするネット上のサービスがそれ。
あっという間に世界192カ国60万件が登録され、日本でも1000件のお宅が受入登録をしているという、いま話題の旅の仕方です。
そして、私も気が付かないうちに、葉山・鎌倉・横須賀にも多くのお宅で泊めてもらえるようにいつの間にかなっていました。
かのホリエモン氏も、近いうちに世界中のホテルの部屋数を超えるのではないかと注目しているそうです。
そのAirbnbとはどんなものか、どんなひとが移用しているのか、など、旅の新しいムーブメントを先取りしてみたいと思います。
最近の旅行関連の動きを大雑把に言えば、グループ旅行離れの加速化と、個人旅行の増加。旅慣れた人が多くなり、また旅の情報もネットなどを通じて簡単に手に入れやすくなったため、旅行業者に頼らず、個人が自身で情報収集し、旅のプランを考え、飛行機も宿も自分で手配するというひとが増えてきています。LCCやゲストハウスなどが増えてきたのも、そんな流れを加速することに役立っています。
今回紹介するは、旅の大きな部分を占める宿にも、そんな動きが波及してきた表れと言えるでしょう。
宿の手配はこれまで、業者が提供する情報を利用者が取捨選択して予約を入れる、いわゆるB to Cというカタチで行われ、ネット上でもそれは変わりませんでした。
Airbnbは、宿を提供したい個人と、宿を探している個人が直接出会い、交渉する場を提供する、C to Cが誕生した、という大きな意味を持っています。
Airbnbの特長は、
1)安く泊まれる。
ホテルに比べて格安に旅先の宿を見つけることができます。
2)オーナーと交流できる。
お客様ではなくホストとして迎えてくれ、友人のように話したりできます。
3)現地の暮らしを見ることができる。
住宅地にあることが多く、その土地の人の暮らしをかいま見ることができます。
4)プライバシーを確保できる
ゲストハウスと違って個室を提供されるので、自分だけの時間・空間を持つこともできます。
名所を回る観光だけでなく、地元のひととのふれあいを愉しむ、商売っ気のない現地体験こそAirbnbの魅力で、若い人だけでなく、富裕層のひとたちも多く利用しているのは、そのあたりに秘密があるのでしょう。

湘南エリアでAirbnbに登録されているところは、葉山で3軒、鎌倉で6軒、横須賀で5軒ほどあるようです。
若いカップルの自宅の一室を貸しているところから、外人夫妻が持っている別荘を提供しているところ、マンションの3LDKを丸ごと貸しているところなど、スタイルはさまざま。ホームページで検索し、内容を確認し、さらに宿泊者のレビュー(感想)を参考にして、ネット上で申込をします。
宿泊費用もさまざまで、4,5千円から数万円まであります。
旅は「一期一会」。
新しい出会いが、思いがけないつきあいに繋がり、友達を増やすことにもなるのが旅の醍醐味です。
Airbnbは、そんな新たなきっかけを作ってくれるかもしれませんよ。
ホームページwp覗いてみてはどうでしょうか?
https://www.airbnb.jp/