「葉山牛が育つ里」5/9放送「ちょっとリュクスな湘南散歩」
2014年 05月 11日

トップの写真は、なぜか流し目の牛さんの下に、4月からの新パーソナリティ、石川茱帆(しゅほ)さんとラーキーこと荒木左地男のちいさなツーショット。
ノーメイクだから公開はなしねという約束だったんだけど、早朝からの番組担当でお疲れのはずなのに元気はつらつ、とってもいい笑顔だったので勝手に写真公開します。ただし小さな写真で。(笑) こんな雰囲気で、茱帆さんからいつも元気をもらいながら毎週番組をさせて頂いている様子が、少しは伝わるでしょうか。
で、本題は上の牛さんの方。
湘南・三浦半島の誇りのひとつでもあり、日本でも有数の優れた牛肉として注目されている葉山牛が今週のテーマです。
それにしても、マリンスポーツやおしゃれなレストランなどのイメージの葉山の、いったいどこに、牛が育つような牧場があって、葉山牛はどのように育てられ、そしていったいどんな味がするのか。
地元の住民としては、ぜひとも知っておきたいものです。
というわけで、葉山牛が育つ里を巡る週末散歩の提案をしたいと思います。
そして、葉山牛はどんな味がするのか、その体験もぜひ。とはいっても葉山牛は大変高価。そこで、財布にやさしい葉山牛のおいしい楽しみ方も紹介しようと思います。

そもそも葉山牛はいつ頃、どのように誕生したのか。
歴史はそう古くありません。昭和40年代、50年近く前から葉山町内のふたつの牧場が、高品質の肉牛を育てたいと研究をはじめ、特に肉質がよいといわれている但馬系黒毛和牛を厳選して、葉山牛を開発したようです。
しかもそのノウハウを三浦半島の酪農家に公開して、みんなで力を合わせて
葉山牛を立派なブランドに育てようとしたことも、大きな効果を発揮したようです。、


今では葉山町に3カ所、三浦半島全体で11の牧場が葉山牛を育てていますが、大変手間がかかるので年間200頭くらいしか出荷されない、幻の牛ともいわれています。
葉山の牧場は、上山口にあり、周囲を山の緑に囲まれたところにあります。牧場というと北海道のように広々とした場所を思い浮かべますが、子牛から栄養価の高い飼料で衛生にも気を遣って育て上げるため、肉牛は牧草地ではなく、牛舎の中を中心に育てられます。
外からの細菌が入り込まないようにするため、多くの牧場は見学を受け入れていません。それでも、牛舎の外から牛の様子をかいま見ることができますから、牧場の仕事の妨げにならないように、そっとのぞいてみてください。そして、周囲は葉山でもとくにのんびりとした里山の風景が広がっている場所でもありますから、そんな光景を愉しみながら散歩してみるのがいいですね。
小さな仔牛もいたりして、なかなか和めますよ。

葉山には石井牧場、三留牧場などあります。牛を間近で見たい人は、横須賀市長坂の関口牧場がいいでしょう。ソフトクリームで有名な牧場です。予約制で酪農体験もできます。
さて、葉山牛はどんな味なのでしょうか。
葉山にある牧場直営のレストラン「角車(つのぐるま)」に行けば、個体認識番号の付いた、紛れもないホンモノの葉山牛を愉しむことができます。
とは言っても、ヒレ肉だと100gでも6000円ちょっと。堪能したくなれば1~2万円という、かなり財布には厳しいお値段。

なんとか、もっとリーズナブルに葉山牛を体験できないものか?
そんな方におすすめのメニューを見つけました。
「葉山牛すじスープカレー」999円!
ランチタイムだけのサービスですが、ちゃんと葉山牛と書いてあります。店のひとに確認したら、牛すじの部分ではあるけれど間違いなく葉山牛。葉山牛ステーキのような柔らかさや特有の脂身の甘さを体験することは難しそうですが、れっきとした葉山牛。これはこれとしてなかなかおいしくいただけます。

横須賀市内の「すかなごっそ」には「葉山牛コロッケ」150円というのもあります。
財布にやさしいこのあたりから初めて、徐々に本格的な葉山牛体験へと深めていくというのもいいかもしれませんね。
緑が目にまばゆい季節です。山懐に抱かれた葉山牛の故郷を訪ねていくつかの牛舎をのぞき、牛舎から顔を出してくれる牛とアイコンタクトしたり、ソフトクリームやコロッケなどの酪農産品を愉しむ。そんな週末散歩をどうぞお楽しみください!
by sbfmtgif
| 2014-05-11 10:56
| ちょっとリュクスな湘南散歩