【2014年4月25日(金曜日) 「南十字を見たかった」】
2014年 04月 29日
今日は、沖縄の那覇空港からお話をします。
今週は、「みなみじゅうじ座」を見ようと思って、石垣島に来ました。
南の島で見られる印象のみなみじゅうじ座ですが、石垣島まで行くときれいにみられるんです。
ただし、時期があります。
12月から6月くらいまでなんですが、5月くらいから沖縄は台風の季節になりますから、その前に、と思ってやってきました。
みなみじゅうじ座は、全天で一番小さい星座です。
南十字星とも呼ばれるこの星座に対して、北十字星ってきいたことありますか?
これは、夏を代表するはくちょう座の大きい十字のことです。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では、北十字から南十字に向かうんですよね。
なので、はくちょう座から、天の川をたどって南に向かうと、南十字が見つかるということです。
小さいけれど、全天に21個しかない1等星が2つもあるこの星座は、天の川の中でも目立って見えます。
北半球では、北を示す目印の星は北極星ですよね。
南では南極星って???
特にないんです・・・。
そこで、使うのはみなみじゅうじ座。
十字架の縦の線を下に4.5倍したところが、天の南極です。
そこには、星がないうえに、4.5倍という微妙な感じがチョットね・・・(苦笑)
そんな、みなみじゅうじ座を今回は・・・見られませんでした。
曇ってて・・・さらに雨も・・・
でも夜遅くには星を見ることができて、朝方には月と金星も!
そうそう、石垣では朝が遅いので、今頃の朝5時でもまだ真っ暗なんです。
なんか不思議でした。
それよりも、といっては何ですが、はまったのが「グスク」。
城のことです。
まあ、すでにお城は無く、石垣だけが残っている城跡なのですが、いいんです。
この空間が。
夜に、ねっころがって星を見上げたい。
最初に行ったのは、読谷にある座喜味城跡。人のいない時間に行くと、時空を超えたかのような錯覚をおぼえます。
そこから、グスクめぐりが始まりました。
まだまだ奥が深いグスク。楽しみです!
2014年5月10日(土) 「天体望遠鏡作り&宙ガール。ねっころがーる。」 (逗子・黒門カフェ渚小屋)
2014年5月11日(日) 「宙の学校 国立天文台ツアー」